塊(かたまり)としての日本
2015-03-29


「塊(かたまり)」としての日本は、いま、悪い方向へ行こうとしている。
「景気が良くなっている」と言って総理のイエスマン一流企業だけで、下方や地方はどうか。
物価はジワジワあがり始め、今年の新入社員は「お父さん、お母さん、いままでありがとう」と初任給でプレゼントを買ってあげられないのが現状だろう。
なにしろ「バター製品原料薄なので、ひとりお買い物につき1点」という物価の乱れよう。
小麦粉製品は1袋1キロだったのが700グラムになり、国民の背筋をゾロリと舐める。
気がつくと何もかもが少しずつ値上げしていく。

「いい目をみたければ総理にYesと言え。」
自分の就任期限を延ばす、ただこのために700億円かけて解散総選挙をした総理は言う。
あの選挙は自分にとっての「Y esマン」を洗い出す選挙だった。
2020年のと東京オリンピックに向けて、東京の町並みは変わっていく。
風情のある建物がどんどん壊されていく。
請け負っているのは「総理Yes」の一流企業だが、実際には下請け、孫請けがやっている。
このヒエラルキーのピラミッド構造!
戦後日本は「国民全体の豊かさと幸せ」を求める国ではなかったか?

かつて経済世界ナンバーに躍り出るも、調子に乗ってエンパイアステートビル買って、シアトルマリナーズ買って、バブルがはじけたら最悪の赤字国へまっさかさま。
世界ナンバーからころげおちて、福島の原発事故の国債を払うだけで30年かかるという。

塊としての日本は、もうあちこちヒビだらけだ。
自衛隊のことを
「我が軍」
とツルンッと言ってしまう男が総理を務めている。
最低だ。
塊としての日本が、慈雨の潤いを取り戻し「平和」を国是とし、少しでも貧しい者に冨が行き渡りますように。
ひび割れて、崩壊してしまう前に。
[それでいいの?]
[時代]

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