2011-01-21
黒髪のみだれも知らずうちふせば まづかきやりし人ぞ恋しき
黒髪が乱れるのも構わずにふせていると、なにはさておいても、この髪をやさしく掻きやってくれたあの人が恋しい。(「まず」は初めて愛してくれた男を指す。)
和泉式部だーいたーん!
だいたいこの人はモテすぎるほどモテたのだ。
あっちで寵愛こっちで寵愛。
しかし問題は和泉式部ではなく私の兄貴である。
何も知らない私をいいようにちゃかして楽しんでいた。
「いいか、昔は今みたいに簡単に風呂に入れないんだ。髪も洗えない。」
「うん」
「だからかゆくてかゆくてしょうがない髪をぽりぽり〓いてくれた相手が恋しいってことさ。」
35年間信じた私がバカでした。(笑)
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