ベランダ太平記・3「枇杷の木は残った」
2020-04-29


忌野清志郎がなぜ
「愛し合ってるかい?」
と死ぬまで叫び続けたのか。

枇杷もあなたを愛してるんですよ、あなたの命を愛しいと思っているんですよ、この種を超えた「相補性(コンプリメンタリー)」がなければ「園芸」は成立しない。

美しい鉢や苗に魅せられ、よいとこだけ取って、あとはメモワールとしてコンプリート箱に詰め込んでいては、植物の命の残骸の「カラ植木鉢」が増えてゆくだけなのだ。

「園芸」とは「愛し合うこと」なのだ。

戻る
[生活]
[夫・ドッコイ氏]
[愛する]
[コンプリメンタリー・相補性]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット